アメリカの行方 2009 3 8
なぜなのか。
アメリカを見ていて、いつも思うことである。
アメリカは、長年に渡って、意図的に、自滅政策を実施してきた。
そう思いたくなる。
いや、そう思えば、つじつまが合う。謎が解ける。
書名 世界がドルを棄てた日
著者 田中 宇 光文社
世界は、ドルを捨てたくない。
しかし、アメリカの政策によって、
世界は、ドルを捨てざるを得ない状況に追い込まれている。
著者が言うように、
「アメリカの上層部には、
アメリカの覇権を崩壊させようとしている人々がいるように感じられる」
「アメリカはドルを自滅させたがっている」という視点で、
ここ数十年のアメリカの政策を見れば、謎が解けるかもしれません。
どうして、アメリカの上層部は、意図的に、
アメリカの覇権を崩壊させたいのか。
それは、この本を読んでください。
世界をどうしたいのか。
多極化か、二極化か。
多極主義で、世界各地で、経済繁栄を作るのか。
それとも、冷戦のように、対立という二極を作り出すのか。
晴れた日には、富士の山が見える 2003/3/17
新しい神殿を建てよ。
その神殿には繁栄という名をつけよ。
古き繁栄の神殿は、やがて崩壊するだろう。
その神殿は、時に、鷲に姿を変えて世界を飛んだ。
鷲は、空を飛び続けることで、最強を保てる。
しかし、地上に降りた鷲は弱い。
すでに、蒸し暑い地に降りて古傷を負った。
また、地上に降りようとしている。
しかし、鷲には、すでに赤い乳飲み子が3人もいる。
やがて、今度は、降りようとしている地で、もう1人産むことになる。
この子たちが大きくなるにつれて、鷲の栄養分を食い尽くすことになるだろう。
そうであるならば、新しい繁栄の神殿を建てなければならない。
(解説)
「鷲」 アメリカ。
「蒸し暑い地」 ベトナム。
「また地上に降りようとしている」 イラク(2003年3月17日当時)。
「赤い乳飲み子が3人」 双子の赤字に加えて、家計の赤字。
「もう1人産むことになる」 イラク戦争の戦費。